独立行政法人 労働政策研究・研修機構は、「社会保険の適用拡大への対応状況等に関する調査」(企業郵送調査)及び「働き方に関するアンケート調査」(労働者Web調査)の結果を発表しました。
社会保険の適用について、現在は、従業員数101人以上の企業で働くパート・アルバイトが適用となっていますが、来年の2024年10月からは、従業員数51人~100人の企業も適用となります。
【 企業郵送調査結果のポイント 】
◇2022年10月より適用拡大対象となった企業の対応状況(101人~500人)
- 2022年10月より適用拡大対象となった企業で、要件を満たす短時間労働者(対象者)が「いる」場合(n=630社)に、新たに厚生年金・健康保険が適用されるのに伴い、対象者と概ねどのような方針で調整を行ったか尋ねると、「できるだけ、適用する」が55.1%、「どちらかといえば、適用する」が7.6%で、「中立(短時間労働者の意向にまかせる)」が34.3%等となった。
- 厚生年金・健康保険の適用を新たに推進した場合(n=611社)の理由としては(複数回答)、「法律改正で決まったことだから(ありのまま、法令を遵守するため)」(66.0%)がもっとも多く、次いで「短時間労働者自身が、希望したから」(45.8%)、「短時間労働者の必要人数を確保したいから(人手不足だから、求人の優位性を高めたいから)」(25.5%)等が挙がった。
◇2024年10月より適用拡大対象となる企業の対応意向(51人~100人)
- 2024年10月より適用拡大される見通しとなっている企業で、要件を満たす短時間労働者(対象者)が「いる」場合(n=540社)に、新たに厚生年金・健康保険が適用されるのに伴い、対象者と概ねどのような方針で調整を行うか尋ねると、「できるだけ、適用する」が28.1%、「どちらかといえば、適用する」が12.0%で、「中立(短時間労働者の意向にまかせる)」が22.4%等となった。
【 労働者Web調査結果のポイント 】
◇適用拡大に伴う働き方や厚生年金・健康保険の適用状況の変化
- 2022年10月より適用拡大対象となった企業に勤務する短時間労働者(n=1,163人)を対象に、自身の働き方や社会保険の適用状況の変化について尋ねると、「厚生年金・健康保険が適用されるよう、かつ手取り収入が増える(維持できる)よう、所定労働時間を延長した(してもらった)」(6.4%)と「所定労働時間はそのまま、厚生年金・健康保険が適用された」(14.5%)が合わせて21.0%に対し、「厚生年金・健康保険が適用されないよう、所定労働時間を短縮した(してもらった)」は12.0%等で、「厚生年金・健康保険は適用されておらず、働き方にも変化はないが、今後については検討している」が21.0%等となった。
- なお、適用拡大前の社会保険(年金)の加入状況別にみると、第1号被保険者(n=511人)では「厚生年金・健康保険が適用されるよう、かつ手取り収入が増える(維持できる)よう、所定労働時間を延長した(してもらった)」と「所定労働時間はそのまま、厚生年金・健康保険が適用された」が合わせて23.7%に対し、「厚生年金・健康保険が適用されないよう、所定労働時間を短縮した(してもらった)」が6.8%となったが、第3号被保険者(n=417人)では同順に19.2%、17.7%となっている。
― 独立行政法人 労働政策研究・研修機構 プレスリリースより抜粋 -
4月より雇用保険料率が変更となっています
令和5年度の雇用保険料率は、4月1日より変更となっていますので、今一度ご確認ください。
【 令和5年度の雇用保険料率(下線は変更部分) 】
〇令和5年4月1日~令和6年3月31日
(枠内の下段は令和4年10月~令和5年3月の雇用保険料率)
サラッと一句!わたしの川柳コンクール
第一生命保険株式会社は、毎年恒例となっている「サラッと一句!わたしの川柳コンクール」ベスト10を発表しました。
今回で36回目となりますが、今回より名称が「サラリーマン川柳」から変更となっています。
「値上げはもう勘弁…」そんな心の内をユニークに詠んだ句がグランプリを獲得しています。
第1位 また値上げ 節約生活 もう音上げ
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第3位 店員が 手とり足とり セルフレジ
第4位 下腹に 脂肪が集合 「蜜ですよ」
第5位 サイフより スマホ忘れが 致命傷
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第7位 パスワード つぶやきながら 入れる父
第8位 送料を 無料にするため ムダ使い
第9位 オミクロン 家族全員 株主に!!
第10位 熱が出て はじめて個室 もらう父
第一生命保険株式会社 ホームページより抜粋